ABOUT

「SOU-COH」とは・・・
私の茶名(茶道の御家元よりいただいた名)である「宗高」をショップ名とさせていただきました。
「SOU」は添、想、創で、生活に寄り添い、使う人を想いながら創造するという意味を込め、
「COH」は陶磁器のCeramic、粘土のClay、そして漆の主成分ウルシオールの化学式『C21 H34 O2』のCHOの意味も込めております。

陶漆とは、漆を塗った陶器=陶胎漆器のことで、縄文時代よりある技法で、1000年経っても色褪せず残ると言われています。
一般的に漆器といえば、木に漆を塗ったもので「木胎(もくたい)」ですが、陶器に漆を塗ったものを「陶胎(とうたい)漆器」といい、平安時代ごろまで用いられていた技法です。
現在の陶器には、釉薬(草木の灰と、長石などの砕いた土石類を水で熔いたもの)を掛けていますが、
陶漆は陶器に直接漆を塗り重ねたもので、とても手間暇かかるため現在多くは作られておりません。

海外では漆器=Japanと言われるほど、日本特有のもので漆は普段から何気なく使っている食器、特にお椀やお箸で多く使われています。あることをきっかけに漆に興味を持ち、陶器に漆を塗ったら面白いのでは?と調べたこところ「陶漆」の技法にいきつきました。
漆に魅せられた一人として、何か面白い陶漆をご提案できればと、一つ一つ丁寧な制作を心がけております。普段使いとして、または身近な方への感謝の気持ちを込めた贈り物として、お使いいただけますと幸いです。

宗高